腰痛の専門家が腰痛の原因と改善ポイントを解説

腰痛治療の専門家が、各種腰痛の原因や改善のポイントを解説します。

ぎっくり腰・腰部筋肉痛・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・仙腸関節痛・梨状筋症候群・坐骨神経痛など

腰痛が起こりやすいのは、朝と夜、どっち?

腰痛が起こりやすいのは、朝と夜、どっち??

寝ているときの体は、どうなっている?


朝は一日の始まり、夜は一日の終わりです。

一日中働いた体を想像してみると、

「夜の方が、体が疲れている」と思いますね。

 

一方、少しゆっくり眠った朝は、

疲れも解消されて万全の態勢、今日も一日がんばれる!

というイメージでしょう。

 

そうすると、

「疲れているのは夜の方が圧倒的だから、腰痛がおこりやすいのは夜!」

そんな声がたくさん聞こえてきそうです。

 

でも、なんと答えは、『朝』。

 

何時間も眠っていて、筋肉を使っていなかったのに、

どうしてそうなるのでしょうか??

 

今までにもお話ししてきたように、

腰痛の主な原因は筋肉が固まって体がゆがみ、スムーズに動かないから。

 

実は、この状態、夜よりも朝の方がおこりやすいのです。

そこには“眠り”のメカニズムが関わってきます。

 

通常、眠っているときは、

脳と体は休み活発に動くこともないので、血液が脳や体を動かす筋肉に

たくさんの酸素や栄養を運ぶ必要はありません。

そのため心臓から脳や体に血液を送り出す圧力(血圧)や心拍数も低く、

体をめぐる血流はゆっくりと少なくなっています。

寝ている間の6~8時間、血流が低下した状態になっていますから、

脳の働きは低下し、筋肉も伸び縮みする能力が低下して

固まりやすくなっています。

 

また、寝ているときには、体の下になる部分(布団にあたる背中や腰)

に体の重さが加わっています。

眠りの最中で血流が悪くなっている部分を、体重で押しつぶすのですから、

筋肉はより固くなってしまうのです。

 

眠りで圧迫された部分を解放して血流を回復するために、

寝ている間には寝返りを打ちますので、

一晩中同じ場所が体の下になるわけではありませんが、

どこも圧迫されない姿勢はありません。

 

そして、日中のように活発に行動をするわけではないので、

どうしても眠っている間に固くなった筋肉は

起きるまで固いままのことが多いのです。

 

いろんなところが固まっているので、

関節がスムーズには動かなくなってしまいます。


そんな状態のまま朝を迎えて、脳もぼんやりしている中、

急に体を伸ばしたら……、急に体を動かしたら……、

「あいた、たたた」ということになってしまいます。

 

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こういった理由から、腰痛は夜よりも朝、

とくに起床時におこりやすいのです。

 

とくに、筋・筋膜性腰痛(腰部筋肉痛)仙腸関節痛腰椎前すべり症

の人は、起床時に腰痛が出やすく、ぎっくり腰も起こしやすいので

注意しましょう。

 

一方夜は、疲れはたまっていますが、

一日中動いていたので体温は高く、血流も朝よりはずっといい状態。

 

疲れていて腰痛になってしまうリスクが全くない、

と言うわけではありませんが、

 

脳の働きもしっかりして、朝よりもまだ筋肉や関節は動きやすい

といえます。

 

寝ている姿次第で、体のゆがみも強くなる!?

 

そして、もうひとつ、朝の方が腰痛になりやすい理由があります。

それが寝姿。


寝ているときのことなんて、寝具に入ったときと、目を覚ましたとき

しか分かりませんよね。寝返りで体を動かしたりしても、眠っちゃって

意識がないのですから当然です。

 

ただ、その意識のないときの寝姿が、腰痛に関わってきてしまうのです。

 

腰にとって本来のよい寝姿は、

骨盤が左右対称で、ねじれない形です。

 

仰向けならその形がとりやすいのですが、

ただ、体のゆがみが強く腰痛のある人や腰の反り返りが強い人は、

仰向けは厳しいかもしれません。

しかも、熟睡しているときの寝姿などは、意識しようもありません。

 

また、いちばん腰によくない寝姿は、

横向きで腰を捻った「ねじれ寝」です!

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特に股関節や骨盤周りの筋肉が、長時間、左右不均衡に引っ張られたり、

圧迫された状態になっていると、腰椎部から骨盤のゆがみが大きくなります。

 

そのような状態で朝起きてすぐに動けば、腰への負担も大きく、

激しい腰痛を起こす可能性が高くなります!

 

朝は体が固くなってゆがんでいます

 

このように、眠っている間にはどんなに気をつけても、

血行が悪くなることで筋肉が固くなりやすく、

また、知らないうちに体をゆがませていたかもしれない、

ということなのです。


筋肉が固くなり、ゆがんだままの体で目を覚ます。

 

では、どうすれば腰痛にならないように

起きられるのでしょうか??


実は、子どもの起き方にヒントがあります。

よく子どもは、何度起こしてもすぐには起きず、

布団の中でモゾモゾじたばたしていますよね。

腕を伸ばしたり、足を伸ばしたり、腰を曲げたり伸ばしたり、と

なかなかパッと起きてきません。

 

これは、無意識に体を少しずつ動かすことで固くなった筋肉を

ゆるめて血行をうながし、眠っている間の体のゆがみを解消しようと

しているのです。

布団の中で体をモゾモゾ動かすことで、脳と体を目覚めさせている

わけです。


大人の私たちも子供と同じように、朝すぐに起き上がるのではなく、

まずは布団の中で体の中心から遠い手足の関節などから少しずつ動かして、

固くなった筋肉をゆるめ、体のゆがみを少なくしてから起きるようにすれば、

腰痛を起こしにくくなります!

 

また、当院で腰痛患者さんにお勧めしている「骨盤ゆらゆら体操®」は、

寝たままできる腰痛体操、体のゆがみ取り体操ですので、

ぜひ起床前にやっていただくとよいでしょう。

 

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kosinoitami.hatenablog.jp

 

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