腰痛の専門家が腰痛の原因と改善ポイントを解説

腰痛治療の専門家が、各種腰痛の原因や改善のポイントを解説します。

ぎっくり腰・腰部筋肉痛・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・仙腸関節痛・梨状筋症候群・坐骨神経痛など

整形外科が不得意な仙腸関節痛(仙腸関節機能障害)とは?

仙腸関節機能障害(仙腸関節痛)

 
お尻の上の部分に痛みが出る!f:id:kawaikinkeitai:20170430232948j:plain

骨盤のつなぎ目、仙腸関節に負担がかかって痛む

 

仙腸関節機能障害」(仙腸関節痛)とは、

骨盤の真ん中にある仙骨とその左右両側にある腸骨のつなぎ目である

仙腸関節に負担がかかって痛みが出る腰痛です。

 

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痛みが出る場所は、

腰椎部よりも下の骨盤(仙腸関節部分)でちょうど左右のお尻の上の部分あたりです。

仙腸関節に負担がかかってずれがあると、すぐ下を坐骨神経が通っているので、

臀部から太もも後ろ側にかけて痛み(坐骨神経痛)が出ることもあります。


仙腸関節は、上半身の重さを両足に分散したり、足からの衝撃を和らげる

大切な場所ですから、

強い靭帯で結びつけられていて、通常はあまり動くことはありません。

 

ただ、女性の場合は、本来的に仙腸関節がゆるみやすい構造になっているので、

痛みが出ることはよくあります。

産後の腰痛や開脚ストレッチのやり過ぎなどで痛めるのもこの仙腸関節です。

 

また、男性でも仙腸関節部に強い負担がかかれば、

ずれたり、ゆるんだりして痛みの出ることがあります。

 

仙腸関節部は、長時間の同じ姿勢(立つ、座る、歩くなど)や

立って靴下を履く動作、椅子からの間違った立ち上がり方をする

などで、負担がかかり、痛みが出やすいといえます。

 

ただ「脊柱管狭窄症」や「椎間板ヘルニア」「腰椎前すべり症」と違い、

基本的にレントゲンやCT、MRI検査では

仙腸関節のずれやゆるみがわかりません。

そのため、整形外科では明確な治療手段が確立されておらず、

不得意な腰痛のひとつとなっています

kosinoitami.hatenablog.jp

 

kosinoitami.hatenablog.jp


整形外科で「脊柱管狭窄症」「椎間板ヘルニア」「腰椎前すべり症」など

と診断されたものの、本当は仙腸関節が痛みの原因だった

ということがよくあります。

 

また、同じようにお尻が痛む「梨状筋症候群」と間違われることもよくあります。


お尻が痛む!仙腸関節痛&梨状筋症候群について解説

 

骨盤から股関節まわりの筋肉が不均衡な緊張状態になっていると、

左右の股関節の動く角度が悪くなり、骨盤に傾斜やねじれが起きて、

股関節からの筋肉が付着する仙腸関節に負担がかかりやすくなります。

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たとえば、

骨盤が押し上がり、股関節が外側に向いて動くようなクセが

ついてしまっていると、

歩くときなど脚からの衝撃が強くなり、仙腸関節への負担が

かかって痛みが出やすくなります。

 

川井筋系帯療法治療センターでは、

患者さん一人ひとりに痛みに関する事はもちろん
職業や日常生活の状況を聞き、
どういう姿勢で何をして、どこに痛みや不調が出るのかを伺い、
原因を見極めてから施術内容を決めています。

さらに、体の状況をくわしく診るために
「体のゆがみ」がよくわかるモアレ写真で分析します。

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 そして
体の土台である骨盤を中心に
ゆらゆらと全身的に揺らしながら
股関節や腰や背中の深い筋肉(インナーマッスル
の緊張からゆるめて全身的に整えていきます。
インナーマッスル整体)

単なる表面的なマッサージと違って
短時間で高い効果が得られるのです。 

横浜センター 看板 ゆらゆらゆらゆら

【症 例】「脊柱管狭窄症」と誤診され、

     リハビリで悪化

整形外科で「脊柱管狭窄症」と診断され、知人に紹介されて来院した

70代の男性。

数年前から臀部から太ももにかけて痛みとしびれが時々出ていたそうですが、

趣味の山歩きやゴルフを続けているうちに、頻繁に痛むようになり、

ついに長く歩くことができなくなったということでした。

整形外科を受診すると「脊柱管狭窄症」と診断され、

とりあえず、痛み止めの注射での治療を受けながら、

すすめられた筋トレや開脚ストレッチをしていたといいます。

 

痛みの出る箇所を具体的に聞くと、

脊柱管狭窄症」の痛みが出やすい腰椎部(ウエスト部ベルトライン)には

それほど痛みはなく、むしろ、右のお尻の少し上あたりから太ももにかけて

痛みが強いということでした。

 

当院の特別な「モアレ写真」で体のゆがみを確認し、

歩き方や股関節の動きをチェックすると、

骨盤が押し上がり、右股関節が外側に向くようになっていました。

仙腸関節へ負担がかかってしまっている状態で、

それが腰痛の原因になっていることがわかりました。

そんな状態で開脚ストレッチなどをしたら、ますます悪化してしまいます。


そこで、当院では、股関節から骨盤にかけてのインナーマッスルをゆるめて、

股関節と骨盤が自然な角度で動けるように整えていきました。

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当院の「自転車歩き」と『骨盤ゆらゆら体操®』をするようにもすすめ、

2か月後ぐらいには、日常での痛みはおおかた治まり、

だんだん長く歩けるようになりました。

今では、山歩きやゴルフにも出かけられるようになったということです。

kosinoitami.hatenablog.jp

 

kosinoitami.hatenablog.jp

 

以上、拙著【腰痛が治るのはどっち?】(学研パブリッシング/刊) より

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