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腰痛治療の専門家が教える腰痛の治し方

腰痛治療の専門家が腰痛の治し方・腰痛の真常識を教えます!

椎間板ヘルニアより脊柱管狭窄症が増えている?

病院で原因のわかる腰痛(特異的腰痛)の代表的なものとして、

椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症があります。

 

椎間板ヘルニアは昔から一般的にも使われている言葉なので、

皆さんも一度は聞いたことがあると思います。

これに対して、脊柱管狭窄症というのは、

「初めて聞いた」という方もいるかもしれませんね。


でも最近は「脊柱管狭窄症で手術をしました」という芸能人が

しばしばニュースになっていたり、腰痛の本や健康雑誌でも

特集されることが多くなってきました。

 

椎間板ヘルニアとは、

背骨(腰椎)と背骨(腰椎)との間にある椎間板(軟骨のクッション)が

押し出されて、脊髄から出てくる神経を圧迫した結果、腰痛や脚の痛み、

しびれなどが引き起こされる症状です。

10代後半から30代の比較的若い世代に起こりやすい腰痛といわれています。

 

一方、脊柱管狭窄症とは、

腰椎の後ろ側にある脊柱管が椎間板や分厚くなった靭帯によって狭くなり、

中を通る脊髄が圧迫された結果、腰痛や脚の痛み、しびれなどが出てしまう

症状です。50代後半から多くなる腰痛といわれます。

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どちらも患部が腰椎部ということで、医学的にも「腰痛」の原因となります。

また、どちらもMRI検査で状態を確認できます。

どちらも脚に痛みやしびれが出ることもあります。

なんだかよく似ていますね。

場合によっては椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症が混ざり合った状態の場合

もあるので、医師によって、椎間板ヘルニアと診断したり、脊柱管狭窄症

と診断したり、そのあたりは実に曖昧です。

 脊柱管狭窄症&椎間板ヘルニアについて解説(「骨盤ゆらゆら体操」DVDより)

 

厚生労働省が引用する医学論文(1992年)によると、

腰痛のうち、椎間板ヘルニアは4~5%、脊柱管狭窄症も4~5%と

なっています。

ただ、これは25年も前の調査結果ですので、

現在の腰痛患者さんも同じとは限りません。

 

当院に来られる患者さんでみると、

以前は、「椎間板ヘルニア」と診断された人のほうが多かったのですが、

最近では、脊柱管狭窄症と診断された人のほうが多くなっています。

 

書籍や雑誌の特集でも以前は、椎間板ヘルニアについてのほうが多かった

のですが、最近は、脊柱管狭窄症についてのほうが増えています。

 

とはいえ、腰痛で来院される方の痛みの場所や症状が

以前と何か変わったかというと、

あまり変化はないように思います。

 

これは一体、どういうことなのでしょうか??

 

1.高齢化の影響

先程の厚生労働省が引用する医学論文が発表された90年代初めの

日本人の平均寿命は、男性が約76歳、女性が約82歳でした。

それが2015年現在、男性は約80歳、女性は約86歳にまで伸びています。

平均寿命が延びるにしたがって、高齢者人口も増えているということです。

総務省による「日本の総人口に対する65歳以上の高齢者が占める割合」

によると、1990年は総人口の12・0%だったものが、

2014年には25・9%になっています。

25年で2倍以上。高齢化は急速に進んでいるといえます。

 

ある大学が行った大規模調査によれば、

65歳以上の8割弱に、脊柱管の狭窄状態が見られたそうです。

長く生きている分だけ、腰椎部が受ける負担も蓄積され、

その影響で脊柱管が狭くなってしまうのは、

ある意味自然なことといえます。

 

2.検査機器の進歩が影響

また、検査機器の進歩も、

脊柱管狭窄症の診断が増えたことに関係しています。

以前は、体の内部の精密検査といえば、

骨の状態を確認できるレントゲン検査が主流でした。

しかし、実はレントゲン検査では、椎間板などの軟骨や神経の通る

脊柱管などの詳しい状態を写し出すことはできませんでした。

 

そこに新たに登場したのがMRIです。

MRIは大型機器で、しかも大変高額でしたので

これまで一部の大きな病院でしか導入されていませんでした。

しかし、最近では多くの病院に普及し、

脊柱管などのより詳しい状態がわかるようになりました。

 

そのため、以前はレントゲンだけで椎間板ヘルニア

診断されていたようなケースが、

最近ではMRI検査で脊柱管狭窄症と診断されるように

なってきているようです。

 

3.医師の安易な診断

高齢化により腰痛患者さんも全体的に増えています。

そして、加齢とともに脊柱管が狭くなっている人の割合も

増えてきます。

そのため医師としても、高齢者が腰痛を訴えて来院した場合には、

まずは、脊柱管狭窄症を疑ってしまうのも無理はないかもしれません。

そして「痛みやしびれで長く歩けない」などという言葉が出ると、

「これは脊柱管狭窄症の人に多い間欠性跛行(かんけつせいはこう)

の症状だな」と思う。

その後、MRI検査の画像で、脊柱管が狭くなっている症状が見られたら、

「はい、脊柱管狭窄症で決定!」

と考えてしまっているように見受けられるのです。

 

「脊柱管狭窄症」と診断される3つのポイント

1.高齢者の腰痛患者である。

2.痛みやしびれで長く歩けず、休み休み歩く(間欠性跛行)。

3.MRI画像所見で脊柱管の狭窄がある。

 

この3点が揃えば、

診断は判で押したように「脊柱管狭窄症による腰痛」。

 

患者さんが実際にどんな歩き方をしているのか、

どこに痛みやしびれが出ているのか、

どのような休み方をするのかなどを確認もせず……。

 

高齢者が増えている今、

脊柱管狭窄症と診断される人が増えるのも当然の

ことのように思います。

 

しかし、患者さんそれぞれの「痛みの物語」を見ていくと、

病院・整形外科で「脊柱管狭窄症」と診断された腰痛が

3つに分類されます。

1.本当に脊柱管狭窄が原因で腰痛になっているケース

2.本当は椎間板ヘルニアが主な原因で腰痛になっているケース

3.脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアとは直接関係のない原因で

  腰痛が出ているケース

kosinoitami.hatenablog.jp

 

前述した、ある大学が行った大規模調査では、

もう1つの興味深い結果が発表されています。

脊柱管の狭窄状態が見られた8割の中で、

実際に痛みやしびれなどの症状を訴える方は、

1割程度だったということです。

脊柱管が狭くなっているからといって、痛みやしびれを

感じるわけではない。

感じるのはむしろ1割程度と少数派であるということが

この調査結果からわかります。

kosinoitami.hatenablog.jp

高齢化が進み、脊柱管の狭窄状態が見られる人が増えたのは事実。

検査機器の進化により、狭窄症と診断される人が増えたことも事実。

でも本当に

「脊柱管狭窄が原因で腰痛になっているケース」

が増えているか?? 

というと、あまり変化はないのが実情だと思います。

だから逆に、

原因となっていない「脊柱管狭窄症」の治療を病院でしても

腰痛が一向によくならないということが多いのですよね。

kosinoitami.hatenablog.jp

 

このブログでは、

慢性腰痛に悩む方から、病院で診断を受けた方、

手術をしたのに痛みがなくならないという方など

腰痛に悩むあらゆる方、

そして、

 整形外科、理学療法士柔道整復師、マッサージ師、

整体師、 カイロプラクティックオステオパシーなど

腰痛治療にかかわる専門家にも知っていただきたい、

腰痛改善の“真”常識をお教えします!!

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